地域創生学類

地域創生学類

Creating Sustainable Society.

災害や人口減少を始め,社会課題をいかに自分事として解決していくか。
社会課題解決に寄与する事業創造や地域政策,それらの根拠を導く科学的分析手法を学び,
ソーシャル?イノベーションをもたらす原動力となり,社会に貢献する人材を育てる。


地域創生のためのプロジェクト?デザイン

佐々木秀之教授

世界の課題をビジネスや政策で次々と解決し,社会を豊かで持続的なものにするために何を学べばよいでしょうか。地域に一歩踏み出すと,直面している問題と原因の関係の複雑さや,人々の考え方や生き方の多様さに衝撃を受けます。地域創生学類では「人?社会?環境」をテーマに,問題解決のための政策やビジネス,プロジェクトについて学び,体験し,地域の創造的発展を探究します。問題を的確に捉え,先を見据え,解決策を提示する高度な能力が求められます。そのために,物事や事象を分解して捉えられる知識とスキルを養います。同時に,向き合いたい地域やモノ?コトに出会い,対話し,実践し,失敗し,また学びましょう。地域との関わりは生涯続きます。学び方を学び,関わり方を修得して,学び続けながら社会に貢献できるプログラムを準備して,みなさんをお待ちしています。

地域創生学類 学類長
石田祐教授


研究室紹介

石田研究室

石田研究室

これからの公共経営を考えるために
政府?行政,企業,地域組織,NPOという
プレイヤーに目を向ける

どんなテーマで研究するかについて学生みんなで議論します。石田研究室ではNPOやフィランソロピーをテーマに掲げており,防災政策や環境政策,公共経営や公共サービスの供給などの社会課題を検討するにあたり,NPOのミッションやガバナンス,財務?人材のマネジメントやマーケティング,ICT利用と広報などについて学びます。また,協働関係を結ぶ政府?行政,企業,地域組織も含めてヒアリング調査やデータ分析を行っています。各プレイヤーの役割に目を向け,社会課題の解決方策を模索しています。

石内研究室

石内研究室

災害の記憶や教訓を生かした,
地域防災力の向上に向けた取り組み

南海トラフ巨大地震の発生が危惧される地域で,住民への意識調査の結果,この20年間で阪神?淡路大震災時の記憶や教訓が風化し,災害に対する意識の低下や教訓が生かされていない現状を把握しました。そこで石内研究室では,地域住民と街歩きや防災マップの作成といった事前準備を実施することで,地域防災力の向上に向けた取り組みを推進。災害の記憶を風化させずに,教訓として後世に残して行くためにはどうすればよいか。今後さらに追求し続けて行かねばならない重要な課題であると考えています。

風見研究室

風見研究室

大震災を越えて,持続可能な地域を創造する

「都市の時代」と言われる20世紀は,大都市に集中した経済力が国を牽引してきましたが,21世紀は「地域の時代」であり,地域資源を有機的に循環させ,持続可能な社会を創造することが求められます。東北は大震災を越えて,新たな社会を構築するトップランナーとして期待を集めています。こうした東北復興の鍵となるものが,「コミュニティ」の再生です。風見研究室では,東松島市の「森の学校プロジェクト」をはじめ,実際に「コミュニティ」に入りながら,専門家や地域の人々と持続可能なまちづくりの理論や実践を学びます。地域の自立や個人の幸福を追求するまちづくりの研究?実践を進めるとともに,コミュニティデザイン,コミュニティビジネスなどの手法を学んでいきます。

郷古研究室

郷古研究室

グリーンインフラとしての
農業?農村を未来に繋ぐ

社会資本整備や土地利用等のハード?ソフト両面において,自然環境が有する多様な機能を活用し,持続可能で魅力ある国土?地域づくりを進める取り組みとしてグリーンインフラが注目されています。多様な機能には洪水防止,水源涵養,文化,景観,教育,観光なども含まれ,その宝庫が農業?農村です。しかし,それらを持続可能なものとするためには,農村に人が住み,農業を営むコミュニティの維持が必要です。郷古研究室では,グリーンインフラとしての農業?農村を未来に繋いでいくための農地?農業水利施設の整備技術や管理の仕組み,そしてそれらを活用した開発途上国への技術協力を中心として,実際のフィールドで農業?農村の課題解決の理論と実践を学びます。

千葉研究室

千葉研究室

農業と農村を次世代に繋ぐことを
技術で支える

農業と農村は地方の宝です。しかし,人口減少,高齢化の進行,耕作放棄地の増加,自然災害の発生など,農業と農村をとりまく状況は厳しく,次世代に繋いでいくことが難しくなっています。千葉研究室では,「農地の改良」「被災農地の早期復旧」という視点からこれらの課題に取り組んでいます。県内各地で各種センサーや定点カメラなどを用いて,農地の土壌環境や作物の生育状況などの観測を行っています。この写真も調査用の定点カメラで調査風景を撮ったものです。

藤澤研究室

藤澤研究室

地域における人と人とのつながり
ソーシャル?キャピタルと地域創生

藤澤研究室では,ソーシャル?キャピタルを「自分自身や周りの人々に,ポジティブな効果をもたらす特殊な人間関係(ソーシャル?ネットワーク)」として捉え,人間関係の地域社会やコミュニティに及ぼす影響に関する実証的な検証をしています。人間関係には,二者間のミクロ的な関係から,集団から構成されるマクロ的な関係まで非常に多様です。直接的に目視できない関係性を可視化する方法論の検討も併せて行います。さらにソーシャル?キャピタルがもたらす,社会的および経済的な豊かさの効果を,どのように引き出すか,政策提案や,高齢化社会における社会関係に関するモデルの提示なども行います。


Student Voice

山本知宙

多様な切り口で「地域」を見ると,
新しい気づきが見えてくる

山本知宙さん
宮城県富谷高校出身

地域を取り巻く課題の切り口は,経済,行政,交通など様々です。それら多くの学びの過程ではそれまで知らなかった事柄にも興味が湧いたり,知識の幅を広げられました。趣味の旅行で日本各地を見学する際にも,それまで見えなかったものが見えるようになり楽しく思っています。


授業紹介

地域環境政策

地域環境政策

様々な課題が顕在化する地域での取り組み

人の生存や地域経済の基盤となる環境が日々変化しています。その変化を理解し,必要な対応が求められます。国や地域等様々な立場から,また,野生生物や,農村づくり,国家政策等の多様な局面で,地域の環境を活かし,持続的で魅力的な地域づくりを進めていく事例に学びます

地域資源論

地域資源論

創り出そう,私たちの地域ブランド !

今ある地域資源を素材に,時には最先端の技術を組み合わせて,各地で新た な地域ブランドが数多く生み出されています。秀逸な地域ブランドを創り 出すには何度も試行錯誤を重ねる必要があります。本講義では,ワーク ショップを取り入れながら,実践的に地域資源の活用法を学びます。

地域社会学

地域社会学

課題を原理?原則から考える

地域社会の課題を「原理?原則から考える」ことの重要性と,開かれた関係性の中で「他者と共に生きる」ことの意義と必要性を理解できるようになることを目指します。

地理情報分析

地理情報分析

地理情報を自由に操る

衛星画像や市町村等が整備した位置情報を持つデータを地理情報と呼びます。地理情報の扱い 方や分析手法を学び,地域を客観的に把握?評価 する技術を修得します。

国土?地域計画

国土?地域計画

国土形成のロジックを理解する

今の国土の姿は,様々な制約要因を克服し,先人が大きなビジョンでつくり上げてきたものです。未来の地域を構想するには,その形成のロジックと形成過程の理解が必要です。

地域分析学

地域分析学

地域創生を成功へと導く分析力を

日本各地で地域創生の取り組みが活発化する昨今。政策を考える上で重要な人口構成や産業構造といった地域の実情をまず的確に把握する能力が求められています。そこで本講義では,地域分析において必須の技術となる情報の適切な収集?定量化?データ化?可視化の修得を目指します。

地方自治

地方自治

地域マネジメントを,より実践的に学ぶ

将来,民間企業?行政?NPOなどで働く上でも,地域で生きる個人としても,新しい地方自治の視点を持つことは重要です。本講義では,地方自治の歴史から地方分権の流れを学び,地域で活躍するプレイヤーについて理解を深め,どのような形で地域をマネジメントできるかを考えます。


4年間の学び

4年間の学び


卒業生の活躍

フィールドワークを通して得た課題解決能力で復興に貢献

宮城県気仙沼地方振興事務所 水産漁港部漁港漁場第一班技師
引地達也さん(2016年3月卒業)

引地達也

卒業生の活躍

卒業生の活躍

名取市生まれの私は,自分が東日本大震災で被災した経験から震災復興に携わる仕事をしたいと考え,震災関係の活動?研究に力を入れている宮城大学を選びました。卒業後は宮城県に入庁し,現在は被災した漁港の復旧工事や防潮堤工事を担当しています。計画,設計,積算,工事監督,地元説明会など全てに関わっているので大変ではありますが,自分で考えて仕事を進めることができますし,工事が完成して現場を見た時は大きな達成感が得られます。宮城大学は現場での学び,フィールドワークが充実しており,地域の課題を肌で感じ,自分で考えることで学びを深めることができました。その学びを通して得た課題発見力?解決力が,仕事での課題解決の基礎となっています。これからも生まれ育った宮城の復旧?復興,そしてさらなる発展のため,県政に貢献したいと考えています。


電気事業で地域の経済基盤と持続可能性に貢献する

東北電力株式会社 山形電力センター
佐藤英哉さん(2018年3月卒業)

卒業生の活躍

私は検針担当として,一般家庭や商業施設?工場等に設置されている電気メーターの指針を毎月計量する業務を担っています。大学のゼミで経済学を学び,「地域を豊かにするためには経済力の強さが必要」ということを実感し,経済の基盤を支える電気事業を行う今の会社を志望しました。宮城大学は少人数制が魅力です。先生との距離が近く,明確な学修意欲をもった学生が多いうえ,学ぶ環境や事務局の体制が十分に整っていて,学生のやる気を全力でサポートしてくれます。大学4年間で一番の学びは,「物事を多角的な視点で捉える」ということ。再生可能エネルギー事業の拡大など,「持続可能な地域の発展」は常に重要なテーマであり,環境問題を見据えながら今後も大好きな東北?新潟のために貢献したいと考えています。


前例がないなら,やってみる。自らつくる。

株式会社フィッシャーマン?ジャパン?マーケティング 取締役 海外事業部長
土合和樹さん(2008年3月卒業)

土合和樹

卒業生の活躍

卒業生の活躍

大学卒業後は,総合商社で海外に発電所や空港をつくる部署に所属し,エジプトやインドなどの発展途上国で目標としていた仕事ができていました。しかし東日本大震災をきっかけに,東北に戻り東北が東北らしく輝き誇れる仕事に挑戦しようと思っていたタイミングで,同窓の津田祐樹さん(事業計画学科?2005年卒)に誘われ今に至ります。
現在は,主に地域の生鮮海産物の海外輸出や産地 PR, 東北の農水産食品事業者の海外輸出拡大支援に取り組み,東北がいつか世界の料理人や食通たちの憧れの地となるその礎をつくることを目標にしています。大学時代に体感することで養った「ないものは,自らつくればよい。前例がないなら,やってみればいい」という精神は,今も日々現場で活かされています。


進路データ

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